生きる意味を見失った人へ綴る現役高校生のブログ

生きる意味を失って思いつめている人、生まれてこなければよかったと自分を責めている人へ生きるモチベーションとなる言葉を綴っていきます。

<実話>生きる意味を失って自殺未遂した私が回復するまで

カチカチカチカチ。

何回私はカッターを繰り出す音を聞いたか分かりません。

その度に私の腕は赤くなっていきました。

両親の離婚、不登校、カルト宗教からの脱会、親友との別れ、リストカット、オーバードーズ。

性別はトランスジェンダーMtF。

ちょっと普通の人では考えられないような人生を送ってきました。

それでも今、こうして体験談を情報発信できるほどに回復しました。

そんな私があなたに伝えたいこと、それは

「生きる意味を取り戻そう」

ということです。

それでは私が小学生だった頃へと時計を巻き戻しましょう。

両親の離婚

私が小学4年生のとき、両親は離婚しました。

夫婦関係がうまくいってなかったみたいです。

毎日毎日夫婦げんかして怒号を浴びせあっていました。

挙げ句の果てには別居。

もうめちゃくちゃでした。

母親のほうに引き取られた私ですが、母親は私に愛情を注いではくれませんでした。

朝ごはんはなし。毎日怒鳴られ、人格を否定されました。

「お前には生きてる価値はない」

この言葉は今でもずっと心の中に焼きついています。

そしてあるとき警察沙汰になりました。

私がカッターを振り回したからでした。

そうして児童相談所とも話し合いになり、親権が父親のほうに移されました。

その後しばらくは平和な生活で、休んでいた学校にも毎日行けるようになりました。

そんな日々が続けばよかったのですが…

不登校のはじまり

5年生になって数学の本に出会い、私は微分積分を勉強していました。

「面白くて眠れなくなる数学 プレミアム (桜井進)」という本でゼータ関数を知り、私は数学や物理を勉強するようになりました。

そんな私にとって学校の授業は退屈でした。

なので中学受験すればもっとレベルの高い教育が受けられると思って、公立の中高一貫校を受験しました。

1年間の受験勉強でしたが、倍率8倍の狭き門を突破できました。

しばらくは達成感にあふれていて幸せでした。

ですが、いざ授業が始まると思いのほかつまらなくてがっかりしました。

数学の授業は文字式の説明から始まり、理科は植物の分類とかやってました。

周りの友達で本当に波長が合う人もいなくて、仮の友達をつくって毎日適当に過ごしてました。

「痩せっぽっち」とバカにされたり、仲間外れにされることもありました。

ひとりぼっちでした。

そんな毎日に限界が来るのも自然なのかもしれません。

中学2年の夏休みから完全に学校に行けなくなりました。

毎日がつまらなくて、生きる意味を失っていました。

駅を通過していく急行列車をぼーっと眺めては、「何のために生きてるんだろう」と思い詰める日々。

時には自殺を考えました。

本屋に立ち寄って生きる意味を探したり、検索して探したりしていました。

そんな時に出会ったのがカルト宗教です。

親鸞会との出会い

親鸞会。

「すべての人を絶対の幸福にする」というスローガンを掲げています。

親鸞会によれば絶対の幸福になることこそが生きる意味であり、生きている間にその幸せを手に入れられるとのことでした。

生きる意味を失っていた私はその罠に落ちました。

「生きる意味」と検索したら親鸞会関係のサイトが出てきて、思わずメルマガに登録してしまいました。

そして気づけば全25回のビデオコースにも参加していて、「生きる意味はこれしかない!!」と思うようになっていきました。

親には内緒で学校に行かず毎週親鸞会の支部に通い、教義の理解を進めていきました。

「絶対の幸福になることこそが生きる意味」

「絶対の幸福にならずに死ねば地獄に落ちる」

「絶対の幸福になるには親鸞会しかない」

気づけば完全にマインドコントロールされていました。

1日中ずっと法話を聞くか勧誘していました。

勧誘というのはSNSを使ってDMを送りまくったり、noteを書いたりする作業のことです。

2人私の勧誘で親鸞会に入っていきました。

今はどうなっているか知りません。

今では罪悪感でいっぱいですが、当時はそれが最高の善だと思ってやっていたわけです。

それこそ親鸞会が救世主であるかのように。

そんなふうに、「救われないと地獄に落ちる」と必死になっていました。

3年間必死に救済を求めて親鸞会漬けになっていた私ですが、あるとき事件が起きます。

親鸞会からの脱会

高校2年生の12月から精神的に不安定になり、親鸞会の行事になかなか参加しなくなりました。

そんなとき、ふとネットで親鸞会のことを検索してみたんです。

今まではネットは事実無根の誹謗中傷だらけだから絶対見るなと言われていたんですが、なぜか見てしまいました。

すると、そこには数々の驚くべき事実が証拠画像や動画とともに上がっていたのです。

「親鸞会はF館の5階建てと発表しているが、実は6階建てで最高層は会長専用ルームだった」

「会長の著作は実は盗作まみれだった」

「親鸞会の勧誘の中で大学生が過労死したことがあった」

「親鸞会は会計報告を全くしていない」

などなど…

私の前にはそのとき2つの道がありました。

このまま親鸞会に留まるか、親鸞会を脱会するか。

親鸞会を抜ければ一生救われずに地獄に落ちるとずっと教えられてきました。

ですが、このような事実をひた隠しにし続ける親鸞会をもはや信用できなくなっていたのも事実です。

私は揺れました。

家族にも内緒だったので誰にも相談できず、夜に洗面所で地獄の恐怖を思い出してうずくまって泣いたこともありました。

そんなとき出会った本が、「なぜ人はカルトに惹かれるのか -脱会支援の現場から- (瓜生崇)」です。

https://www.amazon.co.jp/なぜ人はカルトに惹かれるのか-脱会支援の現場から-瓜生-崇/dp/483188779X/ref=sr_1_1?adgrpid=98705920543&hvadid=649207779977&hvdev=c&hvlocphy=1009333&hvnetw=g&hvqmt=e&hvrand=18336867814031635086&hvtargid=kwd-903714696908&hydadcr=3636_13652340&jp-ad-ap=0&keywords=なぜ人はカルトに惹かれるのか&qid=1681794328&sr=8-1www.amazon.co.jp

瓜生さん自身が悩み、親鸞会を脱会したことを赤裸々に書いてある本です。

読み終わって私は泣きました。

そして脱会することを決断しました。

すぐに瓜生さんに連絡をとり、「私は地獄に落ちるのでしょうか」と聞きました。

すると瓜生さんは「地獄に落ちることは絶対ない」と言ってくれました。

私はまた泣いてしまいました。

1ヶ月間ずっと悩んだ末、親鸞会の講師の人たちにもう関わらないことを告げて脱会しました。

本当につらい日々でした。

毎日毎日布団の中でうずくまって泣いていました。

地獄に落ちることが怖くて朝まで寝れない日もありました。

親鸞会で出来た友達や恩師といえる存在もすべて失い、居場所を失い、またひとりぼっちになってしまいました。

それがつらくて何回親鸞会に戻ろうかと思ったかわかりません。

ですがもう取り返しのつかない決断をしたんだと思って新しい日々を送ることにしました。

*親鸞会脱会の詳しい経緯についてはこちらの記事をどうぞ。*

https://hope-mitsuki.hatenablog.com/entry/shinrankai-dakkaihope-mitsuki.hatenablog.com

ここから平和に生きれるかと思いきや、試練はまだまだ続きます。

うつ病発症

脱会のショックで布団から出れなくなり、廃人状態になっていました。

通信制高校に通っていたので授業は出なくて済んだのはよかったです。

しかし、友達はできず毎日孤独でリストカットをするようになってしまいました。

心配した家族に精神科に連れられ、うつ病と診断されました。

薬が処方され、それを飲む毎日。

病気になってしまった自分が惨めで欠陥品だと思っていました。

「こんな世界に生まれてくるべきじゃなかった」

「誰も私の傷なんかわかってくれない」

「寂しい」

そして私の傷を慰めてくれる人を求めてTwitterを始めました。

ここでもトラブルが発生しました。

親友だと思っていたのに

Twitterでアカウントをつくりました。

最初は反応がなかったアカウントでも、次第にフォロワーが増えリプライも増えうれしくなっていきました。

そしてあるとき高校生の人にDMして、すぐに打ち解けて仲良くなりました。

次第に親友だと言ってくれるようにもなりました。

しかし、私の気分が下がってしまったときに相手の態度は豹変しました。

リストカットしてしまったことを告げると「次そんなことがあったら縁を切る」と言われてしまいました。

もちろん私にも悪いところはありました。

ですが相性が合わなかったのか、次第にすれ違うことが増えてしまいました。

そしてあるとき言い合いになり、ブロックされてしまいました。

私はそれで親友を失い、自分の存在を否定していくようになりました。

Twitterを使うのも怖くなり、自分の殻に閉じこもるようになっていきました。

人と関わってもまたあのようなことになってしまうと思って怖くて、人間関係を遮断するようになりました。

毎日布団にこもり、生産性なく寝て起きるだけの日々。

宗教を出ても結局は虚しい人生になるんだと親鸞会の教義を思い出しました。

そんなことが3ヶ月以上続き、ついにオーバードーズしてしまいました。

カフェイン錠剤を24粒口に含んで水で流し込み、生死の境をさまよいました。

救急搬送され、父親が心配して病院に駆けつけてくれました。

ポカリスエットを飲んでもすぐ吐いて、食べ物を食べてもすぐ吐いて…

心拍数は140以上。

そんな状態が2日間続きました。

家族に「もう二度とこんなことはするな」と言われました。

その後病院でカウンセリングを受け、ゆっくり休むように言われました。

そのとき出会った本が「14歳からの精神医学 (宮田雄吾)」です。

https://www.amazon.co.jp/新版-14歳からの精神医学-宮田-雄吾/dp/4535984972

こんなことが書いてありました。

「生きる意味がないと考えて生き続けるのは苦しい。だから「生きる意味があるか」という絶対的な真理を追い求めるより、「どう生きれば、生きる意味が生まれるか」を考えてほしい」

この言葉に勇気づけられ、少しずつ外の世界へと足を進めていきました。

回復への第一歩

まずは怖かったTwitterを始めてみることにしました。

またあんなことになるんじゃないかと怖かったですが、意外とみんな優しく受け入れてくれました。

自分の今までの体験を話すと、「つらかったね。本当にがんばった。つらいことがあったらいつでも言ってね」と言ってくれました。

思わず涙が出てしまいました。

そして同じ通信制高校の人たちとつながって、電話したりして楽しく過ごしています。

昔のような重い孤独感は薄れていきました。

ブログを始める

そして、この体験談を多くの人に共有して役に立てたらと思い、ブログを始めました。

同時に、これから生計を立てるためにビジネスやセールスも勉強しました。

アクセスが伸びずにやめてしまおうかと思った日も何度もあります。

「こんなの意味がないんじゃないのかな」と疑心暗鬼になって作業が止まったり。

ですが、少しずつ作業していってメルマガも完成させました。

*私のメルマガは最後に紹介してます。

すると多くの共感の声が寄せられるようになったんですね。

「しずくさんつらかったですね」

「私もしずくさんのように前向きに生きたいです!ありがとうございます」

本当にうれしいです。

今ではブログが私の仕事であり、私の居場所です。

自分の居場所は自分でつくる。

大事だなと思います。

今は

今ではリストカット、オーバードーズはしていません。

完全に心が晴れることはないのかもしれないと思いながらも、少しずつ「生きる意味」を取り戻しつつあります。

私の夢は、今苦しんでいる人たちに生きる意味、生きる希望を与えることです。

私が生きる意味を失ってカルト宗教に入り、薬物大量摂取で自殺未遂してしまったように、多くの人が今も苦しんでいます。

あなたもそうかもしれません。

そんな人たちを励まし、希望を与える言葉をこのブログで綴っていきたいと思います。

今あなたが暗闇の中でもがいていたとしても、必ず出口がやってきます。

本当です。

そのためには、あなたにとって本当の「生きる意味」を取り戻すことこそが回復への鍵となります。

私も経験したので大丈夫です。

一緒に希望を取り戻しましょう。

少しでも共感していただけたならうれしいです。

PS.

よければ私とInstagramで友達になってくれるとうれしいです。

悩み相談とかなんでも受け付けてます!DMまでどうぞ!

IDは @shizuku1644 です!

PPS.

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不登校・カルト宗教・うつ病を経て私が思い知った「生きる意味」”苦しいときに読んでほしい言葉”

よければどうぞ。

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